GANZO(ガンゾ)といえば、世界中から厳選されたレザーで最高水準のモノづくりが売りのハイエンドブランド。
そんなガンゾの「ミネルバナチュラルZIPパース」をレビューしました。
オススメな人
- レザーの経年変化を存分に楽しみたい
- 高い品質の財布を使いたい
- 「格」のあるブランドが良い
- キャッシュレス財布でスタイリッシュに決めたい
- 失敗のないシンプルなL字ファスナーがほしい
レザー好きにはたまらないイタリアの「ミネルバボックス」を使用し、さらにGANZOという大人気ブランドの付加価値までついて14,300円と、脅威のコスパ。
最高品質の「革」と「品質」のコンパクト財布を試してみたいという方は必見です。
GANZO|公式オンラインショップ|Minerva Natural(ミネルバナチュラル) ZIPパース
筆者プロフィール
財布のJGです。コンパクト財布コレクターで、数十種類の財布を比較検討してきました。
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創業100年|評価の高いガンゾの財布と歴史を解説!
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【仕様とカラーバリエーション】
GANZO ミネルバナチュラルZIPパース の仕様
価格 | 14,300円 |
カラー | ブラック、ブラウン |
サイズ(cm) | 縦11.0×横10.5×厚み1.0 (公式サイト) 縦11.0×横10.4×厚み0.7 (実測値) |
重さ | - (公式サイト) 39g(実測値) |
素材 | 表地:イタリア産タンニンなめし牛革(ミネルバ・ボックス) 裏地:牛革 |
最大収納目安 | 紙幣15枚、カード6枚、硬貨25枚 |
合うシーン | フォーマル、ビジネス、スマートカジュアル |
対象ユーザー | メンズ |
2つのカラーバリエーション
- ブラック
- ナチュラル
キャッシュレス時代のいま、「ミネルバナチュラルZIPパース」はホントに人気です。
わたしもガンゾの公式ショップを巡回していますが、2色とも頻繁に売り切れてますね。
経験からしてすぐ売り切れるので、気になったら購入することをオススメします。
これから詳しく紹介しますが、それだけコスパの良い魅力的なアイテムです。
【外観】レザーの風合いとロゴがたまらない
創業から百年越えの歴史をもつ株式会社AJIOKAのブランド「GANZO(ガンゾ)」。
そんな老舗の職人さんが作り出す「ミネルバナチュラルZIPパース」。シンプルさのなかに上品な高級感がありました。
「良い物」を知ることは、自分の知見を広げ、人生そのものを豊かにします。
レザーアイテムで「良い物」を体験してみたいなら、「ミネルバナチュラルZIPパース」が最高のスタートになるはず。
あらゆる角度からチェック
まずは、その外観をチェック。
ロゴの主張がバツグンのアクセント。初めて見たときからドストライクの格好良さでした。
そしてイタリアンレザーを使用した緊張感ある仕上がり。ビジネスシーンにもピッタリでした。
所々の曲線がクラシカルなテイストを生み出しています。
この手間を惜しまないオシャレなデザインがまさにGANZOっぽいですね。
裏面です。レザー「ミネルバボックス」の絶妙な発色とシボが大人の雰囲気を演出。
空の状態で厚みはわずか7ミリの薄さです。ポケットに入れてもシルエットがスリムに決まりました。
写真で見た感じよりやや大きめのサイズですが、手の平におさまってスマートでした。
ちなみに重量はわずか39グラムで、邪魔にならない身軽さも嬉しかったです。
オリジナル牛革がぜいたくに裏側まで使われています。どこをチェックしても想像を上回る作りです。
【使い勝手】こういうシンプルなのが良いんだよ
ごちゃごちゃと工夫した結果、かえって使いにくいコンパクト財布を見かけます。
が、「ミネルバナチュラルZIPパース」には不要な心配です。
定番のL字ファスナー形状で、必要最低限の作り。
「シンプル イズ ベスト」。これを地で行く失敗のない使い心地でした。
【開く】ファスナーまで上質
詳細な使い心地をチェックするため、まずは財布を開きます。
ですが、ここでいきなり感動。
控えめにきらめく金色のファスナーがすごい高級感を放っています。
もちろん天下のYKK製なので、ファスナーの開きも滑らかでした。
【小銭入れ】ちょうどいい作り
開くと中心にはコインポケット。
これもシンプルでちょうどいい作りです。
指がちょうど収まる深さで設計されており、たっぷり25枚のコインが入りました。
小銭が多いときは手の平に出して取り出すのがオススメです。
【お札入れとカード入れ】
お札とカードは、コインポケットの両脇にある空いたスペースに収納できました。
カードは最大6枚が目安。これ以上入れると、コインポケットが狭くなりました。
お札は二つに折って入れます。15枚ほど入りました。
ICカード
毎日つかう交通系ICカードですが、ポケットの端に来るように入れてました。
これで改札もスムーズ。
【収納量】キャッシュレス時代にピッタリ
買った当初ですが、メインの財布として使うには「収納量が小さいかな・・・」と不安でした。
ただ、いざ使ってみると、小銭・お札・カード、どれも十分に入りましたね。
意外な結果でしたが、よくよく考えてみると、
- スマホ決済の積極的な使用
- ネットでの買い物の増加
- ポイントカードのアプリ化
これら↑をしっかり整理したことが良かったんだと思います。
なので、買い物をキャッシュレス中心にしてる方にはピッタリの収納量です。
【品質】信頼できる作りから選ぶ
スリムでシンプルな外観に加え、キャッシュレス時代にピッタリの収納力をもつGANZO(ガンゾ)の「ミネルバナチュラルZIPパース」。
ですが、似たような財布が多数あるのも事実。「どれを選べば良いか分からない」と感じる方も多いでしょう。
そこでわたしが提案したい選び方が「品質」に注目すること。というのも、財布は大事な貴重品を入れ、毎日を共にします。
「ミネルバナチュラルZIPパース」のような高品質の財布なら、貴重品をしっかり保持し、さらに私たちユーザーも大切に扱おうと意識します。
大切にすれば、紛失することもなく、お金も守られます。
品質って言っても何を見ればいいの?
ですが、「品質」と言われても何をみれば良いか難しいですよね。
そこで、「高い品質と呼べる財布がどういったものか?」
これを「ミネルバナチュラルZIPパース」を例にとって見ていきましょう。
【革①】革好きから愛されるミネルバ・ボックス
まずGANZOといえば、レザー素材への圧倒的こだわり。
「ミネルバナチュラルZIPパース」にも、世界中の革好きから愛されるイタリア「バタラッシィ・カルロ社」の「ミネルバ・ボックス」という革が使われてます。
イタリアで1000年以上前から伝わる、植物のタンニン成分をつかった「バケッタ製法」という手法で作られ、
出来上がるまでに物すごい手間暇がかけられてます。
【革②】上質、だけど温かい風合い
作るのが大変なだけあり、絶妙なトーンの高級感あふれる色合いが楽しめます。
もともとは牛の皮ですよ?どうやったらこんなセンス良い染色が可能になるのか不思議でなりません。
ちなみに不均一なシボですが、揉み加工(ミリング)によるものです。
このシワくしゃな感じ。温かな親しみやさを生み出してるように見えますね。
【革③】エイジング|使い込むほど応えてくれる
さらにオイルがたっぷり染み込んでいることで、しっとりした肌触り。
傷がついても使い込むことで目立たなくなります。
それどころか、使い込めば使い込むほど光沢感は増し、色合いが濃くなるエイジング(経年変化)が楽しめます。
一歩くわしく
まあ、エイジングが見られる革は他にもたくさんあります。とくにタンニンなめし革なら珍しくもありません。
ですが、ミネルバ・ボックスの場合、ケブラチョという植物をタンニン剤の成分として多く使ってます。
ほかのタンニンなめし革より変色が早く、より奥行きのあるこげ茶色にエイジングする理由はこの成分の配合にあるのでしょう。
ミネルバ・ボックスのエイジングは唯一無二だということです。
切り目本磨き
GANZOの品質の高さはコバ処理にも現れてました。
どういうことか?
「ミネルバナチュラルZIPパース」の端を見てください。
写真では少し分かりにくいですが(スミマセン)、ツヤ感のあるなめらかで美しい仕上がりです。
職人さんが赤茶色(ガンゾのアイコンカラー)のコバ処理剤を塗り、手で磨き上げることで生まれる美しさ。
「切り目本磨き」と呼ばれる技法で、耐久性もアップしてます。
丁寧な仕事になんとも言えない緊張感が走りますね。
【まとめ】最高峰の財布と過ごす特別な日常
「ミネルバナチュラルZIPパース」を買うことになった経緯ですが、キャッシュレス財布を探していたところ、外観がどストライク。
レザーの心地いい色合いに、シンプルなデザイン。
「こういう財布が良いんだよ!」
まさに自分の中の理想を体現していました。
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創業100年|評価の高いガンゾの財布と歴史を解説!
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【買った場所】お得な情報も
レザーフェアなどのイベントに足を運び、皮革業者さんと話しても高い評価のGANZO(ガンゾ)。
素材から作りまでこだわり抜いていることが有名とのこともあり、購入に迷いはありませんでした。
そして公式オンラインショップをチェック。しかし、まさかの売り切れ。
電話で問い合わせると、奇跡的にGANZO六本木店に一つ在庫があるとのことで、そこまで足を運びました。
お得な情報
公式オンラインショップで会員登録して購入すると、10%のポイント還元があります。後日アフターケア用品を買うときにお得になります。
【期待以上】ロジックで説明できない魅力
購入した「ミネルバナチュラルZIPパース」の感想ですが、デザインは当初の期待を上回っていたように思います。
(本記事で説明しておいて何ですが、)言葉で説明できない部分のデザインの魅力に完全に惹かれました。
【デメリット】収納量は大きくない
もちろん、わずかな隙はありました。
それは「現金が決して取り出しやすくない」こと。
十分に使えます。が、構造がシンプルな分、小銭とお札を取り出すのに慣れが必要でした。
なので、キャッシュレス決済が中心で、補助として現金をもっておきたい方にオススメの財布になります。
デメリットまで魅力の一部じゃん
そうは言ったものの、
- 人気ハイエンドブランド
- センス抜群のデザイン
- 極薄構造
- 定番のL字ファスナー
- 十分な収納量
- 極上の革
- 最高峰の作り
これだけ揃って12,100円という破格の価格です。
ちょっとぐらい現金が取り出しにくい方が、むしろ愛着が湧くというもの。
少しひいき目に見てるかもしれません・・・(笑)
でも、個人的にはそれだけ魅力的な財布でした!
【類似品】ほかにオススメのコンパクト財布
もちろん、読者の方の中には「現金が取り出しやすい財布の方が良い!」という方もいるかと思います。
そこで「現金やカードの取り出しやすさに特化した財布」や、他のGANZOの財布を最後にご紹介しておきます↓
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