コンパクト財布でも人気な形状がフラグメントケースタイプ。カードポケットとファスナーポケットから構成される極薄の財布です。
PORTERの同タイプの財布、「PORTER BILL CORDVAN(ビルコードバン)(184-02271)」をわたし(財布のJG)が持っていたのでレビューしました。
オススメな人
- 高級なコードバンの財布が欲しい
- シルエットを崩さずジャケットの内ポケットに入れたい
- ビジネスシーンにふさわしいデザインが好ましい
- セカントウォレットとして使いたい
- キャッシュレス決済の補助として現金を持っておきたい
- 日本製の失敗のない品質が好ましい
キャッシュレス決済が中心のなか、念のために現金をもっておきたい方に最適の極薄サイズ。
何より、漆黒のコードバンが最高にカッコいい財布でした。
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【仕様】
PORTER BILL CORDVAN の仕様
価格 | 31,900円 |
カラー | ブラック |
サイズ(cm) | 縦8.7×横12.0 (公式サイト) 縦8.7×横12.0×厚み0.9 (実測値) |
重さ | 45g(公式サイト) 44g(実測値) |
素材 | 表地:馬革タンニンなめしコードバン 裏地:イタリア製タンニンなめし牛革 |
最大収納目安 | 紙幣15枚、カード7枚、硬貨24枚 |
合うシーン | フォーマル、ビジネス、スマートカジュアル |
対象ユーザー | メンズ |
【外観】コードバンが輝くデザイン
「PORTER BILL CORDVAN(ビルコードバン)(184-02271)」は、コードバンレザーが使用されています。
コードバンといえば馬の殿部の「コードバン層」と呼ばれる繊維を鞣(なめ)したレザー。
希少で美しいことから、「革のダイヤモンド」と呼ばれてます。
この表現を最初に言い始めたのは誰かは知りませんが、大歌人になれる表現力があることは間違ありません。
それだけ、「コードバン」は「革のダイヤモンド」という表現がしっくりきました。
あらゆる角度からチェック
漆黒のコードバンに、金色のファスナーとロゴが夜空の星の様に主張しています。
ただ置いてあるだけでシックな雰囲気。最高のカッコ良さでした。
コードバンの艶感にゴールドのロゴとファスナーの主張。ラグジュアリー感たっぷり。
裏面は黒一色。しかし、ステッチ、念引き、複数の斜線部によって、オシャレなまとまりを感じます。
この極薄構造。ファスナーを除いた厚みは約8ミリ。
お札10枚、小銭15枚、カード3枚を入れても厚みはわずか19ミリ。
【持ち運び】極薄を堪能
前述したように、「PORTER BILL CORDVAN(ビルコードバン)(184-02271)」はデザインが秀逸です。
そしてもちろん、極薄のデザインがもう一つの魅力。
実際、スーツの内ポケットへの収まりは抜群。
軽くて持ち運んでいることを忘れる瞬間すらありましたね(笑)
さらに財布を取り出すときですが、スーツの裏地をコードバンレザーが滑っていく感覚まで楽しめる贅沢ぶりでした。
【使い勝手】収納量は最低限
上質なコードバンレザーに極薄の財布形状。
どこにでも収納できてしまうサイズ感は完璧ですが、現金の取り扱いは決してイージーではありませんでした。
【カード】3~7枚がちょうど良い
カードポケットは小さいサイズが3つ、そして大きいサイズが2つあります。
小さいカードポケットへのカードのフィット感はきつめで、滑り落ちる心配は一切ありませんでした。
が、大きいカードポケットは若干緩め。
カードの複数枚の収納や、レシートを入れるのに便利でした。
【小銭】ファスナーポケットへ
決して視認性が良いタイプの小銭入れではありません。
片手にコインを全て出してから使っていました。
ただし、奥の方で小銭がひっかかっていることが度々ありましたね。
【お札】メインポケットへ
お札は二つに折ってメインポケットに入れていました。
入れるときはお札を二つにたたみ、出すときはお札を開く動作が必要です。
少しだけ面倒なタイプ。
メインポケットの両端をスクイーズすると、大きく開いて取り出しやすくなりました。
【デメリット】現金は使いやすくはない
結論として「PORTER BILL CORDVAN(ビルコードバン)(184-02271)」の短所は現金の使いにくさにありました。
現金を頻繁に使用する人が、薄さだけに憧れて購入するのはオススメできません。
というのも、現金を使おうという気すら削がれます。
キャッシュレス決済が中心の人で、補助としてカードや現金を持つコンセプトのもとでデザインされた財布でしょう。
そのうえ、上質なアイテムで身なりをキッチリしたい方に最高のチョイスになります。
【まとめ】珍しく一目惚れで購入
わたしが財布を購入するときは、しっかり吟味して買うことがほとんど。
そんな中、珍しく一目惚れで購入した財布が「PORTER BILL CORDVAN(ビルコードバン)(184-02271)」でした。
それだけコードバンのツヤ感に惹かれ、ゴールドのファスナーが輝きに惑わされました(笑)
そもそもPORTERは吉田吉蔵(よしだ きちぞう)氏が1935年、29歳のときに創業したカバンブランドです。
わずか12歳でカバン工房に弟子入りし、太平洋戦争では捕虜にもなり、そして戦後の焼け野原の状態からカバン作りで築いたブランドです。
そんな偉人が築いたブランド品と共に過ごすと、どういう原理かは分かりませんが、エネルギーが湧き上がってくる気がしました。
デザインが最強
実際に購入してみると、そのエレガントな雰囲気に大満足。
現金の使い心地は決してよくありませんが、それを補って余りあるカッコいいデザインに感動しました。
まさに日本を代表するポーターのハイクラス財布にふさわしい逸品です。
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【買った場所】
私は「PORTER BILL CORDVAN(ビルコードバン)(184-02271)」は公式オンラインショップより購入しました!
在庫なし
※本財布は、2022年7月現時点で、PORTERや他のECサイトも含めて在庫がなく、再販を待つしかないようです!
ここまでレビューを見て頂いた方には申し訳ありません。
【類似品】ほかにオススメのコンパクト財布
コードバンレザーを使用した同価格帯の財布となると、
同じジャパンブランドGANZO(ガンゾ)の「コードバン オーセンティック マルチウォレット」、土屋鞄製造所の「コードバン ファスナーコインパース」、そしてCYPRIS(キプリス)の「コンパクト札入れ」があります。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
コードバン オーセンティック マルチウォレット
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