コンパクト財布でも人気な形状が、フラグメントケース。カードポケットとファスナーポケットから構成される極薄タイプの財布です。
土屋鞄製造所にも同タイプの財布、「ウルバーノ ジップカードケース」があります。わたしも3ヶ月ほど使用したのでレビュー。
オススメな人
- 極薄の財布でスタイリッシュに決めたい
- セカンドウォレットとして使いたい
- カード中心だが、念のために現金を少し入れておきたい
- ビジネスシーンにふさわしい財布が欲しい
- 上質なレザーの経年変化を楽しみたい
土屋鞄らしい丁寧な作りで、上質な雰囲気に見惚れました。
カードやスマホを使用したキャッシュレス決済が中心で、念のために現金を持ち歩きたい方にとって特にオススメです。
土屋鞄製造所|公式オンラインショップ|ウルバーノ ジップカードケース筆者のプロフィール
財布のJG。財布コレクターを集め、比較検討してます。過去には財布の販売経験もあります。
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【土屋鞄製造所】歴史を紐解きつつ、高い評判の財布を紹介!【解説】
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【仕様とカラーバリエーション】
ウルバーノ ジップカードケース の仕様
価格 | 17,600円 |
カラー | ブラック、ブラウン、ダークブラウン |
サイズ(cm) | 縦8.0×横13.8×厚み0.8(公式サイト) 縦7.8×横13.8×厚み0.8(実測値) |
重さ | 50g(公式サイト) 50(実測値) |
素材 | 表地: タンニンなめし牛革(バケッタミリングレザー) 裏地:スムースレザー、レーヨンシャンタン |
最大収納目安 | 紙幣5枚、カード8枚、硬貨25枚 |
合うシーン | フォーマル、ビジネス、スマートカジュアル |
対象ユーザー | メンズ・レディース |
3つのカラーバリエーション
「ウルバーノ ジップカードケース」は文字通り、土屋鞄製造所の「URBANO(ウルバーノ)」シリーズ。
素材が特徴で、ひと目見ただけで良さが分かるイタリアンレザーが使われています。
まさに働き盛りの多忙なメンズにピッタリの高級感。
もちろん、カラーラインアップもビジネスシーンにド定番の3色です。
- チョコ
- ブラック
- ブラウン
【外観】スマートでオシャレな感じがイイネ
「ウルバーノ ジップカードケース」で嬉しかったポイント、それがオシャレでスマートなデザイン。
濃淡のあるイタリアンレザーが放つ上質な雰囲気。
そこに、バツグンのセンスを誇る土屋鞄の仕上がりです。
力強いステッチと丁寧なコバ塗りで引き締まった輪郭。文句なしで最高です。
あらゆる角度からチェック
では、細かくチェックしていきましょう↓
直線が多いデザインの中、角にはアクセントとなる曲線。カードポケットの端には小さな斜線で立体感を演出。
緊張感の中にオシャレを盛り込む工夫が嬉しいですよね。
次は正面。太めのステッチの程よい主張。頼れるメンズにふさわしい、たくましい印象を受けます。
内装にはスムースレザーが使用されており、細部まで余念のない作りが確認できました。
もちろん、大人気ブランド「土屋鞄」の財布を見ているわけです。作りの良さは当然といえば当然なのかもしれません(笑)。
この片手に収まるスマートなサイズ感。わたしのスマートフォンより小さかったですね。
ロゴは内側にありました。土屋鞄のクラフトマンシップを象徴する革包丁のロゴ。
【持ち運び】スタイリッシュに決まる
「ウルバーノ ジップカードケース」の真骨頂。
それはシルエットを崩すことなくジャケットの内ポケットや腰ポケットに入れられるこの薄さ(わずか8ミリ)。
忙しい朝でも、シルエットが崩れず、身だしなみがスマートに決まりました。
大変な筋トレやダイエットも良いですが、極薄の財布を選べば努力も不要。
ジャケットの内ポケットがオススメ
そして持ち運ぶときに入れる場所ですが、個人的なオススメはやはりジャケットの内ポケット。
財布が放つ高級感のせいか、支払うときにジャケットから取り出す動作がカッコよく決まります(笑)。
「お、こいつ出来るな!?」
支払い動作でそんな心象を植え付けられた気がしました。
もちろん、カッコいいのは私しではなく財布です。が、それを活かす手はありませんでした(笑)。
ポケットに入れても軽快
さらに「ウルバーノ ジップカードケース」は軽かったことも好印象です(50グラム)。
スリムさに加えて軽快な身動きまで実現してくれました。
デキる男は動きもテキパキしたイメージ。
自分もそこに近づけた気がして、心なしか仕事のモチベーションまでアップ。
【使い勝手】収納量をスタイリッシュに
さて、ここまでオシャレな外観と持ち運んだときの感想をまとめてきました。
ここからは実際のカードや現金の使い心地を紹介します↓
そして、いきなり結論。
「ウルバーノ ジップカードケース」はキャッシュレス決済をバリバリ使っているスマートな方にピッタリの使い勝手でした。
詳しく見ていきましょう↓
【カード】8枚入って申し分ない!
カードポケットが4つありました。
4枚入れるとちょうど良いフィット感で、すべり落ちることもありませんでしたね。
カードは常に見えてるため、取り出しも簡単。
キャッシュレス決済が多いこの時代、カードが取り出しやすいことはホントに便利でした。
ちなみにフィット感は硬くなりますが、8枚のカードが入るのを確認。
ICカードも反応
毎日つかう交通系ICカードは一番外側のポケットに入れてました。
これでタッチもスムーズ。
【お札と小銭】念のためファスナーポケットに少量
見ての通り「ウルバーノ ジップカードケース」は、キャッシュレス決済が中心のライフスタイルに合わせてデザインされたスマートなコンパクト財布です。
が、最低限の現金が入るファスナーポケットも備わってます。
いざ、現金を全く持っていないと不安が襲う日本社会。
そんなときにこのファスナーポケットの存在が絶大な安心感につながりました。
わたしも多少のお札と小銭を入れてました。
(お札は三つ折り、あるいは四つ折りにして収納)
鍵も入る
ファスナーポケットに鍵も入りました。
「スマホと財布だけ」をポケットに入れ、いざ外出!
こんなミニマリストのような使い方まで出来ました。
【品質】土屋鞄|モノづくりの流儀
記事の序盤で、「ウルバーノ ジップカードケース」の高級感の正体はイタリアンレザーと土屋鞄の高水準の作りにあるとお伝えしました。
ここでは、具体的にレザーと作りの「何が良いのか?」、これを見ていきましょう。
【革①】上質、でも親しみやすい
写真から思いっきり伝わってくる、深い色合いの「バケッタ・ミリングレザー」。
イタリアで古くから伝わる伝統的な「バケッタ製法」を使い、原皮から素材の「革」へと、手間暇かけて鞣(なめ)されたレザーになります。
出来上がった革ですが、それをドラムの中に入れて回転させ、シワくちゃにする「ミリング加工」をくわえます。
惜しみない労力をかけているからこそ、シワのある親しみやすい上質な革が出来上がるのでしょう。
【革②】ぜいたく過ぎる風合い
やはり”イイ”革アイテムを使うと、心地良い刺激を感じます。
財布をジャケットから取り出すときの、指先で感じるふんわりとした凹凸。
チープなレザーアイテムとは一線を画す、グリップの良いしっとりとした肌触り。
スーツの生地をなめらに滑っていく感覚。
「“イイ"レザーアイテムってこんなに心地良いんだ・・・」
少し大げさかもしれませんが、まるで初めて高級カウンター鮨を食べて感動したときのような体験でした。
然るべきライフステージで、実際に体験してはじめて開拓される新感覚。
人生経験の厚みになりました。
【革③】楽しみが続くエイジング
何より嬉しいのが、上質なレザーアイテムの場合、使い込むほどツヤが増す「エイジング」が楽しめるところです。
使い込むほど凹凸のあるシワが滑らかになり、革の内側に染み込んでいたオイルが滲み出ることで、光沢感を強めていきました。
楽しみがずっと続いていく・・・
こりゃあ最高です!(笑)
【作り①】力強い縫製はまさに機能美
「ウルバーノ ジップカードケース」の表面には太めのステッチ。
薄い財布でありながら、力強い印象を演出しています。
もちろん、演出にとどまらないのが土屋鞄のモノづくり。
たとえば、ファスナーポケット内に現金を詰め込み過ぎたときを見てみましょう↓
財布の端には負荷が発生していますが、この丈夫なステッチが高い耐久性を実現していました。
見た目だけでなく、丈夫なモノづくりを両立させているところが、まさに「機能美」といえますね。
【作り②】美しくも、丈夫なコバ塗り
財布のフチには輪郭を引き締める美しいコバ塗り。
この処理も、元々は革の断面部からはじまる故障を防ぐためのものです。
コバ塗りの方法ですが、
まずは革の断面を磨き、そのあとにニスを塗装します。
美しい仕上がりになるまで、何度も磨きとニス塗りを反復。
非常に手間暇のかかる工程ですが、おかげで高い耐久性と美しいシルエットが誕生します。
【デメリット】現金は使いやすくない
スタイリッシュで完璧な品質の「ウルバーノ ジップカードケース」ですが、短所もありました。
ズバリ「現金が使いにくい」ことです。
お札と小銭がファスナーポケット内に一緒くたに収納されるため、見辛く、取り出しにくい。
キャッシュレス決済をメインに使っている人用の「キャッシュレス財布」なので、当然といえば当然のデメリットかもしれませんね・・・
どうしても現金が使いたいときは
もし、
「現金が使えないのは嫌だな・・・」
という方は、別の土屋鞄の財布を見てみるのも良いでしょう↓
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脱現金という選択
あるいは、「財布を選ぶこの機会に、可能な限りキャッシュレス決済にしてみようかな・・・」と考えてみるのも良さそうです。
細かくジャラジャラする小銭、ボロボロでかさばるお札。
より便利なキャッシュレス決済を積極的に利用し、現金による余計なストレスを捨ててしまいます。
そんなストレスフリーなライフスタイルには、「ウルバーノ ジップカードケース」が素晴らしい相棒になるに違いありません。
【まとめ】3ヶ月使ってみて大満足
実は、わたしも脱現金を計画したときに、セカンドウォレットとして「ウルバーノ ジップカードケース」を購入しました。
キャッシュレス決済だけで生活をすることを考えると、必要なのはカードとわずかな現金が入る財布・・・
であれば、「極薄の財布こそもっともスタイリッシュでスマートではないか?」
そう考えました。
【買った場所】
いくつかのブランドの極薄財布をチェックしていたところ、土屋鞄の公式ショップ(トップページ)で「ウルバーノ ジップカードケース」に出会います。
ひときわ高級で心地よい色合いの革に一目惚れ。
「土屋鞄であれば品質には間違いないだろう」との考えで、そのまま即決。
「ちょっと・・・衝動買いになってしまったか・・・」とあまりのスピード購入に軽く後悔しかけたのを覚えてます(笑)
最強のキャッシュレス財布じゃん!
が、その心配は取り越し苦労でした。到着して見てみると、ビジネスシーンにふさわしい濃淡のあるレザーに歓喜。
ポケットにしまえば、スタイリッシュに決まる薄さです。カードの使い心地もバツグンで、いざという時のために現金まで入りました。
もともとはセカンドウォレットとして購入したものの、わたしの生活圏ではキャッシュレス決済がかなり普及していたこともあり、結果的にはメインの財布といえるレベルで使っています。
キャッシュレス決済がメインの人にはイチオシです。
【類似品】ほかにオススメのコンパクト財布
最後になりますが、「ウルバーノ ジップカードケース」以外のコンパクト財布を見てみたいという方に向け、
類似のアイテムをご紹介します↓
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