実力派レザーブランドHERGOPOCH(エルゴポック)のコンパクト財布、「TCW-LFS(札入れ)」を5週間ほど使用してみました。
オススメな人
- モノトーンの革アイテムでオシャレを引き立てたい
- 小銭入れなしのL字ファスナー財布が良い
- 薄い財布でスタイリッシュに決めたい
- 安心の日本製が良い
- 首からかけて持ち運びたい
とにかくモノトーンのデザインがカッコ良く、金具類の一つ一つからこだわりが感じられました。
オーソドックスながら、気の利いた使いやすさの「ザ・日本製」らしい財布です。
エルゴポック|公式オンラインショップ|TCW-LWS(札入れ)
筆者プロフィール
財布のJG。ジャパン財布の愛好家で数十種類のコンパクト財布を比較検討しています。
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【解説】エルゴポックの評判は?ブランドと財布の特徴
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【仕様】
TCW-LFS(札入れ) の仕様
価格 | 13,200円 |
カラー | ブラック、グレー、ホワイト |
サイズ(cm) | 縦9.0×横12.0(公式サイト) 縦9.9×横12.6×厚み0.7(実測値) |
重さ | 70g(公式サイト) 70g(実測値) |
素材 | 表地:イタリア牛革(ソフトシュリンクレザー) 裏地:コットンの綾織り生地 |
最大収納目安 | 紙幣15枚、カード10枚、硬貨25枚 |
合うシーン | ビジネス、スマートカジュアル、カジュアル |
対象ユーザー | メンズ・レディース |
【外観】アーバンデザイン
「TCW-LFS(札入れ)」は、モノトーンでクールなインプレッション。
カジュアル、スポーツ、シンプル系のファッションに合う印象でした。
革や金具類の素材にこだわっており、高いクオリティの財布に仕上がっています。
あらゆる角度からチェック
モノトーンの色合いに上質な雰囲気を生み出す金具類の輝き。
この都会的なオシャレなデザインに惹かれて購入しました。
正面にある控えめなエルゴポックのロゴが良いアクセントです。
裏面。シンプルにシュリンクレザーのシボを堪能できます。
片手におさまるサイズ感なのもグッド。
この薄さです。お札10枚、カード5枚入れてわずか15ミリ。
ポケットに入れてもシルエットが崩れないのは嬉しいポイントでした。
裏地にはコットンの綾織り生地が使用されていました。
サラサラしてるので、カードの出し入れも苦になりませんでした。
【使い勝手】ド定番
「TCW-LFS(札入れ)」は、基本に忠実なL字ファスナータイプの財布。
専用の小銭入れはなく、スリットポケット2つと、メインポケットから構成されていました。
【お札】二つ折りにしてたっぷり収納
お札は二つ折りにしてスリットポケットに収納できます。
スリットポケットの上端にレザーが縫製されているため、視認性は抜群でした。
【カード】大容量|10枚は入る
逆のスリットポケットにカードを収納していました。
余裕のある作りのため、10枚は入ることが確認できています。
わたしはこれ以上入れませんでした、もっと入ります。
【小銭】いざという時には小銭も
専用の小銭入れはありませんが、いざという時にはメインポケットに入れてました。
小銭がスリットポケットに入り込んでしまっていることがありましたが、臨時の利用には使えなくはない感じ。
【品質】ユーザー目線の素材選ぶ
【革①】上質なシュリンクレザー
「TCW-LFS(札入れ)」は、トッカベーネというイタリア製のソフトシュリンクレザーを使用。
革を大きなドラムに入れ、かき回すことでシワくちゃにし、シボ模様を生み出しています(空打ち)。
見ていて飽きがきませんし、傷も付きにくいので、長く愛用できます。
【革②】経年変化をエンジョイ
ソフトシュリンクレザーは、使っていくうちにシボ感がなめらかになる経年変化。
革の表情の変化が存分に楽しめます。
ご覧のように、わたしの「TCW-LFS(札入れ)」の端の方もシボがなめらかになりました↓
補足
わたしの場合は白が好きなので気になりませんでしたが、汚れやわずかな黄ばみを気にするという方は、「TCW-LFS(札入れ)」のブラックやグレーの色がオススメです。
【作り①】ひきやすいファスナー
ブランド名、HERGOPOCH(エルゴポック)の”エルゴ"とは、エルゴノミクス(人間中心設計の考え方)が由来。
なので文字通り、ユーザーに寄り添う使い心地を優先してアイテムはデザインされています。
これはファスナーから見てとれます。
少し大きめの、輪っか型の取っ手。
つまんでみると分かるのですが、とにかく指にフィットします。
金具の形状や品質までこだわりを見せるのがエルゴポック流。
【作り②】首から下げるという選択
フック金具もオシャレなワンポイントになっていますが、もちろん見かけ倒しのパーツではありません。
ここに別売りの「ネックストラップ(TCW-NS/8,250円)」を取り付けることができます。
片手にカバン、もう片方の手にスマホを持って外出するときなんかにとても便利でした。
オシャレを引き立てるデザインでありながら、利便性を高めるデザインはまさに機能美。
【デメリット】ファスナーが硬め
デメリットに感じたポイントとして、少しだけファスナーが硬い印象を受けました。
安心のYKK製ファスナーなので、故障の心配はありません。が、やはり気になります。
対策として、ファスナーの潤滑をアップすることに。
ローソクをファスナーに塗り込むことで、見事に改善が見られました。
ポイント
ちなみに店頭で別の「TCW-NWS(スマートウォレット)」の使い心地を確認したことがあるのですが、こちらは最初からファスナーがスムーズでした。
別ラインのファスナーを使用しているのかもしれません。
気になる方は店頭で確認してから購入するのをオススメします!
【まとめ】エルゴポックの思想は「持つ喜び」
わたし(財布のJG)は過去にアイデア財布をデザインしているのですが、財布を海外あるいは国内のどちらで作るか、そしてユーザー重視あるいは見ため重視のどちらにするか、悩んでいた時期がありました。
そして、そんな時に知ったブランドが「HERGOPOCH(エルゴポック)」でした。
HERGPOCH
エルゴポックは老舗袋物メーカーの株式会社キヨモト(1956年創業)の三代目社長、清本英昇(きよもとひでのり)氏が2005年に設立したレザーブランド。
ブランド名の「エルゴポック」は、使い手を思う機能性に特化したデザイン(エルゴノミクス)で、新時代のスタンダードを創生する意味(エポック)が込められています。
それを実現するため、商品を国内で製造することに強いこだわりを持ち、「持つ喜び」が直に感じられる製品を作り続けています。
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【解説】エルゴポックの評判は?ブランドと財布の特徴
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質実剛健のTCW-LFS
わたしは「エルゴノミクス」と「国内製造」に興味を抱き、「TCW-LFS(札入れ)」の購入に至りました。
結果として、ユーザー目線の工夫と日本製ならではの堅実な作りを肌で感じることができました。
キャッシュレス時代の今、エルゴポックのコンパクト財布は一味違う価値を提案し続けることは間違いありません。
オーソドックスながら、気の利いた使いやすさの「ザ・日本製」らしい財布が欲しい方にオススメです。
【買った場所】
私は「TCW-LFS(札入れ)」を公式オンラインショップで購入しました!↓
ちなみに、エルゴポックの直営店舗はGINZA SIXにあります↓
また、エルゴポックの商品はデパートにも売っています。
気になる方は確認してみてください!(店舗検索)
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