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【レビュー】土屋鞄のミニ財布|ディアリオハンディLファスナー

大人気レザーブランド、土屋鞄製造所のコンパクト財布「ディアリオ ハンディLファスナー」を2ヶ月ほど使用してみました。

オススメな人

  • 使い心地で失敗のないL字ファスナー財布がほしい
  • メインの財布として使える収納力が欲しい
  • 上質なレザーの経年変化を楽しみたい
  • 信頼できる品質が欲しい

シンプルでありながらオシャレなデザインで、丈夫が売りの土屋鞄らしい財布でした。

コンパクト財布に収納力と使い心地、そしてブランド力を求めるならイチオシの財布ですね。

土屋鞄製造所|公式オンラインショップ|ディアリオハンディLファスナー


筆者プロフィール

財布のJG。財布ラバーです。数十種類のコンパクト財布を使用し、比較検討しています。過去に財布の販売経験もあります。

【土屋鞄製造所】歴史を紐解きつつ、高い評判の財布を紹介!【解説】

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【仕様】

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土屋鞄製造所 ディアリオ ハンディLファスナーの仕様

価格 14,300円
カラー ブラウン、ブラック、タン
サイズ(cm) 縦8.8×横11.6×厚み1.9(公式サイト)
縦9.0×横11.6×厚み1.9(実測値)
重さ 85g(公式サイト)
85g(実測値)
素材 タンニンなめし牛革(オイルメロウレザー)
最大収納目安 紙幣15枚、カード10枚、硬貨25枚
合うシーン フォーマル、ビジネス、スマートカジュアル
対象ユーザー メンズ・レディース・キッズ

【どれもイイ】3つのカラー

ディアリオ ハンディLファスナー」には3つのカラーラインアップが用意されているのも嬉しいポイント。

普段の服装にぴったりの色が選べました。

  • ブラウン(このブログでレビュー)
  • ブラック
  • タン
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土屋鞄製造所|公式オンラインショップ|ディアリオハンディLファスナー


【外観】ん!?シンプルながら目を引くオシャレさ

「ディアリオ ハンディLファスナー」はシンプルでありながら、程よく引き締まったオシャレな味わいでした。

ビジネスシーン、そしてオフの日、どんな時でもちょうど良い主張をしてくれます。

レザーとステッチの色合いが生み出している雰囲気でしょうか。

理由はハッキリしないのですが、絶妙なバランス感から生み出されるオシャレさはホントに魅力的でした。

あらゆる角度からチェック

ということで、さっそく詳しい外観をチェック。

机に置いてあるだけで奥ゆかしい存在感。食事のときに財布を机におくと、友人の目線が財布にいくのが分かりましたね(笑)


かがりステッチが控えめなワンポイントアクセントに。心にスッと入り込むレザーの色合いは心地よいものです。


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お札10枚、小銭15枚、カード6枚を入れてこの薄さ(25ミリ)です。高い収納力なのにポケットにすっぽり入りました。

もちろんシルエットも崩れません。


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コバはどこを見ても美しい仕上がり。どこを見てもガッカリさせないところが土屋鞄ですね。


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外革には敢えて大きめの一枚革を使用し、シームレスに仕上げています。

素材をぜいたくに使用することでレザーの良さを主張するブランドのプライドを感じます。


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手のひらサイズ。この財布とスマホだけで外出できる軽快な日常が手に入りました。


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内側のステッチまで丁寧に仕上げられています。ここでも土屋鞄クオリティ。人気な理由がわかります。


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土屋鞄は小さな工房からはじまり、コツコツと信頼を積み上げてきたレザーブランド。

他のどこでもない、このロゴと過ごすことに価値を感じました。


【使い勝手】やっぱりこうでないと!余裕のある収納力

コンパクト財布の中には薄さや小ささを重視するあまり、使いにくいものも多かったりします。

ハッキリ言うと、こういった類のものはメインの財布として使えませんよね。

そんな中、「ディアリオ ハンディLファスナー」は使い心地で失敗のないL字ファスナー形状を採用しています。

無駄に小ささも追求せず、バツグンの収納力まで確保。結局、頼りになるのはこういったオーソドックスかつユーザー目線に立った財布ですね!

【小銭入れ①】コインはたっぷり25枚|さらに見やすい

小銭入れは深めの構造で、たっぷり収納できます。

コインが25枚入るのは確認済み。

使っていて、小銭が入りきらないという場面は一切ありませんでした。

この小銭入れの余裕がレジ前の余裕につながってましたね。

【小銭入れ②】さらに見やすい

一般的なL字ファスナーの小銭入れは、コインが見にくいものも多い印象ですよね↓

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ご覧のように、「ディアリオ ハンディLファスナー」はマチによって小銭入れが大きく開くのもグッド↓

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キャッシュレス時代とはいえ、なんだかんだで使うコイン。

見やすくて取り出しやすいことが助かりました。

ちなみに、わたしは横向きにして使用したりしてましたね↓

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【カード入れ】カードもたっぷり10枚

カードポケットは左右の両方にあります。合計で10枚は入りました。

ポケットは余裕ある作りのため、コンパクト財布の割にカードも取り出しやすかったですね。

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【お札入れ】お札までたっぷり15枚

お札をたたんで入れるタイプ。

お札入れは複数のパターンで収納できました。

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計15枚入るのを確認済みです。

領収書も

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鍵も

鍵も入れておくスペースも確保できるため、「スマホとこの財布だけ」で外出した日もありました。

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ICカードも反応

交通系ICカードを外側に来るように入れると、タッチもスムーズに反応。

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【品質】心から安心できる土屋鞄クオリティー

財布の作りを細かく見たとき、あるいは何日か使ったりすると、ブランドによっては「あれ?ここの作りが雑じゃない?」と感じるものもあります。

買ったあとに残念な気持ちになるか、もしくは愛着が湧くかは品質が左右するのです。

そして失敗したくないからこそ、私たちは念入りに調査します。

その点、「ディアリオ ハンディLファスナー」の作りは流石「土屋鞄製造所」の一言。こだわりのある仕事に息を呑みました。

【革①】とんでもなく親しみやすい風合い

世界の有名なタンナーから仕入れた革を売りにするレザーブランドがある一方で、土屋鞄は別のアプローチをとっているように見えます。

使用する革ごとにいくつかのシリーズがある土屋鞄ですが、各シリーズのコンセプトに合わせる形でレザーは選定されている印象。

有名・無名に関係なく、質の高い最適なレザーが厳選されているのでしょう。

実際、他のブランドでは見かけないものの、土屋鞄ならではの高級感ただよう素晴らしい革が多いイメージです。

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良い革

レザーは原皮の状態で傷や穴の大きさ、そして形状でグレードが決められます。

わたしも知り合いのメーカーさんから「土屋鞄などの実力派ブランドは、グレードの高いレザーを使用することで有名」だと聞いたことがあります。

こんなところでも土屋鞄のレザーへの「こだわり」そして「実績」を感じます。

【革②】オイルレザー|革のエイジングを楽しむ

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引用:土屋鞄

ディアリオ ハンディLファスナー」は、文字通り「ディアリオ」シリーズで、「オイルメロウレザー」を使用。(メロウ(mellow)とはコクのあるという意味です)

タンニン剤だけで手間と時間をかけて「皮」から「革」へとなめし加工されており、「オイルレザー」ということで、たっぷりと革にオイルが染み込ませてあります。

使いこむことでタンニンは変色し、革の内部のオイルがにじみ出るエイジング(経年変化)も見られるレザーですね。

天然の風合いと変化をぜいたくに楽しむことを目的にした革といえます。

【革③】引き締まった高級感

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オイルがたっぷり塗りこまれているため、表面には光沢感。

触ってみると、しっかりとコシがあり、なめらかな肌触りです。

北米産のステアを使用しているというこで、革の繊維も引き締まっていて色合いに深みが感じられました。

この全体的に主張がハッキリしているところが、ブレない高級感の理由でしょうか。

【ファスナー】日本のYKK製

ファスナーは信頼のおけるYKK製。

非常になめらかな使い心地です。

つまみ部分も長めで引きやすかったのも好印象でした。

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美しいコバ処理

土屋鞄ならではの裁断面が揃ったコバ磨きに見惚れてしまいます。

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ちなみに一般的なコバ。

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こちらも良いコバ磨きが見られますが、裁断面がそろっていません。

やはり土屋鞄の製品には惜しみない手間暇がかけられていることが伝わってきます。

そして見てください。

レザーの厚みをパーツごとに緻密に漉(す)いて、丁寧な薄さを実現しています。

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キレイな縫製

土屋鞄のモノづくりは、縫製一つとっても優れていることがわかります。

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絶妙なステッチは土屋鞄さんの自信の表れでしょうか。言葉を失う丁寧な仕上げです。

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内側の細部まで余念の無いステッチ。カード入れや小銭入れの視認性も上げています。

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飽きない良さ

「ディアリオ ハンディLファスナー」を使ってみた感想として、やっぱりどこを見ても飽きないということ。

細かく観察すればするほど丁寧な仕上げが発見できます。

なんというか、一流の仕事のやりかたを教えて貰っているような感覚におちいりますね。

ただの財布なのに、私自身の仕事を見直すキッカケになりました。


【デメリット】まれにファスナーがお札にひっかかった

「ディアリオ ハンディLファスナー」は感動する丁寧な作りでしたが、デメリットもありました。

ごくまれにですが、財布を開くためにファスナーを引いたとき、お札にひっかかることがありました。

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これに関しては、お札の入れ方が不味かったのかもしれません。

対策

そこで、こちらのお札の入れ方に変更しました↓

しっかり奥にお札を入れこむことが大事ですね。

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なにより、引っかかったときは落ち着いてファスナーを少し戻し、ファスナーの引き手を垂直に引っ張りながら開いてあげると、お札をかわして無事に開くことができます。

慣れると簡単。

何より、このデメリットを補って余りあるファスナータイプならではの安心できる収納を感じました。

(経験上、ファスナータイプの財布を閉じたときに、中身がこぼれ落ちたことは一度もありません。)


【まとめ】心に訴えかける暖かさ

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購入のきっかけですが、

キャッシュレス時代でも使い心地に妥協のないコンパクトL字ファスナー財布を探していたところ、「ディアリオ ハンディLファスナー」を見つけました。

社会人にふさわしいブランドであること、シンプルな雰囲気でビジネスやオフの服装に合うことが購入の決め手。

いざ使ってみると、期待通りの収納力と使いやすさで大満足。

今後はレザーの経年変化を楽しみながら、がんがん使い込んでいこうと思います。

オススメな人

  • 使い心地で失敗のないL字ファスナー財布がほしい
  • メインの財布として使える収納力が欲しい
  • 上質なレザーの経年変化を楽しみたい
  • 信頼できる品質が欲しい

土屋鞄製造所のはじまり

土屋鞄製造所は、土屋國男(つちやくにお)氏が11坪の工房でたった一人ではじめたレザーブランドです。

中学卒業と同時に上京し、10年の下積み経験を経て、1965年にランドセル作りから会社は初まりました。

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創業間もない頃の土屋氏は、「日本かばん協会」主催の技術創作コンクールに何度も参加し、自身のランドセルを出展しています。

コンクールに参加するたびに試行錯誤を繰り返し、技術やアイデアを磨き上げていったそうです。

小学生が6年間使っても大丈夫な「耐久性」、そしていつまでも飽きないシンプルな「デザイン」、これらの思いやりあるモノづくりがブランドの真骨頂に感じます。

その真骨頂を武器に、そしてキャッシュレス時代に柔軟に対応しながら、「ディアリオ ハンディLファスナー」も誕生したのでしょう。

ポイント

土屋鞄の製品に総じて言えることですが、どこかドライで疲れる日本社会の雰囲気とは正反対の温もりを感じます。

これはひとえに、創業者の思いやりあるスピリットが製品に宿っているからではないでしょうか。

ふとそんな想像までしてしまうレザーブランドですね!

【土屋鞄製造所】歴史を紐解きつつ、高い評判の財布を紹介!【解説】

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【買った場所】

決して安くないブランド品の購入のため、わたしは安心できる公式ショップから購入しました。(公式ショップが最安値でもありました)

何より、お気に入りのブランドと直接のやりとりを通してリレーションを築けたことが良かったですね。

土屋鞄製造所|公式オンラインショップ|ディアリオハンディLファスナー


もちろん、おしゃれなサイトを眺めるだけでも楽しいですね↓

時間を超えて、愛されるものを【土屋鞄製造所】

【類似品】ほかにオススメのコンパクト財布

デザイン・機能性・品質、どれも隙のない「ディアリオ ハンディLファスナー」。

ですが、ほかにオススメの財布を見ておきたいという方もいるでしょう。

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