キャッシュレス時代に最低限の現金とカードを持ち運ぶなら、abrAsus(アブラサス)の「 薄い財布(ブッテーロレザーver)」が気になるところ。
わたしも3年ほど使用したのでレビュー。
オススメな人
- ビジネスシーンでも使える高級感ある財布が欲しい
- メインの財布として使いたい
- 薄い財布でスタイルや体型を誤魔化したい (私ですね。笑)
- 車や電車で尻ポケットに財布を入れて座ったとき、腰の負担を減らしたい
- 薄い財布の元祖ともいえるアブラサスの挑戦とストーリーを応援したい
デザイン、薄さ、使い心地、そして製作された背景のストーリーまで、飛び抜けた完成度の財布でしたね。
総合的に見てもっともオススメできる財布です。
アブラサス|公式オンラインショップ|薄い財布(ブッテーロレザー)筆者プロフィール
財布のJG。コンパクト財布スペシャリスト。数十種類のコンパクト財布を使用し、比較検討しています。過去に財布の販売経験も。
続きを見る
小さい財布で有名なアブラサスってどんなブランド?評判は?
【仕様とラインアップ】オススメはブッテーロ
アブラサス薄い財布の仕様
価格 | 17,850円(ブッテーロレザー) |
カラー | キャメル、ブラック、レッド、ブルー、グリーン |
サイズ(cm) | 縦9.8×横9.5×厚み0.7(公式サイト) 縦9.8×横9.7×厚み1.0(実測値) |
重さ | 50g(公式サイト) 48g(実測値) |
素材 | 表地:イタリア産タンニンなめし牛革(ブッテーロ) 裏地:コットン基布ウレタン加工 |
最大収納目安 | 紙幣15枚、カード6枚、硬貨18枚 |
合うシーン | ビジネス、スマートカジュアル、カジュアル |
対象ユーザー | メンズ・レディース・キッズ |
3つのレザーラインアップ
「abrAsus 薄い財布」は複数のレザーラインアップが用意されているのも嬉しいところ。
買うときに自分のライフスタイルに合わせて選ぶ楽しさがありました。
ラインアップの代表的な3つのレザーを紹介しておきます。
- エンボス加工牛革(for Men, for Ladies)
- ガラス加工レザー(classic)
- ブッテーロレザー
エンボス加工牛革 (for Men, for Ladies)
一つ目がエンボス加工牛革(for Men, for Ladies)です。
男性用カラー(上の写真)と女性用カラー(下の写真)が準備されています。
特徴
- 傷が目立ちにくい
- 発色が良く、カラーの種類も豊富
クロムなめしレザーで、爪で強めに力を加えても傷はまったく目立ちませんでした。
何より発色とカラーバリエーションが最高に楽しい革ですね。
日頃のファッションと合わせやすい好みの色があれば、エンボス加工牛革から選ぶと良いですね!
レビュー
わたしは「abrAsus 小さい財布」も持っているのですが、そちらはこのエンボス加工牛革を選びました (レビュー記事)
ガラス加工レザー(classic)
二つ目がガラス加工レザータイプ(classic)ですね。
特徴
- 合成樹脂コーティングで、エナメル仕上げのような光沢感
レザー表面を合成樹脂でコーティングしており、美しい光沢感を楽しみたい方に向いてますね。
わたしの初代「薄い財布」がこのガラス加工レザーになります。買った当初、外観の美しさに大満足。
ただ、日に当たるところに置いていたからか、3年ほど使っていくうちに外側だけ革の斑点模様が損なわれていきましたね↓
仕方がないことですが、二代目はブッテーロレザーを選ぶことにしました。
アブラサス|公式オンラインショップ|薄い財布(classic)ブッテーロレザー
最後の三つ目がブッテーロレザータイプ。
特徴
- イタリア名門タンナーのブランド革で、絶妙な風合い
- 極上の経年変化が楽しめる
ブッテーロといえば、イタリアのトスカーナにある名門「ワルピエ社」が鞣(なめ)している高級レザーです。
先ほど紹介した二つのレザーと違い、使い込むほどツヤのある熟した経年変化が楽しめるのが嬉しいポイントですね。
使い込むほど味を出していきたいのであれば、ブッテーロレザーでまず間違いないでしょう。
アブラサス|公式オンラインショップ|薄い財布(ブッテーロ)左利き用も
ちなみに左利き用の人には「左利き用 薄い財布」もあるので嬉しいですね。
レザーは「エンボス加工牛革」から選べます。
アブラサス|公式オンラインショップ|薄い財布(左利き用)【外観】キャッシュレス時代にぴったりの薄い二つ折り財布
「abrAsus 薄い財布」は、2009年にブランド創業者の南和繁(みなみかずしげ)氏がデザインした財布。
長いあいだ変化のなかった財布の形状や厚みに疑問を持ち、ポケットに快適に入れられる薄さが追求されました。
渾身の薄さによって、発売から10年以上たった今でも大人気。
まさにコンパクト財布の原点にして頂点ともいえる財布です。
あらゆる角度からチェック
この薄さ。ジャケットあるいはズボン、どこに入れてもシルエットが崩れませんでした。
わたしはスタイルが悪いため、少しでも良く見えて特に嬉しかったですね(笑)
ユニークでありながら、ビジネスシーンにもぴったりの引き締まった雰囲気です。
人気のブランドレザー「ブッテーロ」が使われているからこそ放たれる高級感。
裏面。ブッテーロレザーといえば、丈夫なショルダー部分の牛皮を使用しています。
染色のときに皮のたるみが生み出す線模様が見え、天然ものならではの味わいがナイス。
カード6枚、お札10枚、コイン15枚入れた状態でわずか14ミリ。
尻ポケットに入れて座っても腰への負担が驚くほど小さかったですね。薄さは健康にも良いんです。
パズルピースのような形状。お札を抑える三角フラップは、カード入れの三角切れ込みにピッタリはまり込む構造です。
財布を閉じたときに重なる革の枚数をおさえることで、究極の薄さを実現させています。
一般的な二つ折財布と比べ、サイズまで小さいのも嬉しいポイント。
快適な理由は軽さにもありました。
手に持ってみると思わずこぼれる「軽っ!」の一言。わずか48グラム。
【使い勝手】マジか、本領は使いやすさにあった
使ってみれば分かりますが、「abrAsus 薄い財布」の圧倒的すぎる薄さは、ルックスや動きやすさまで改善してくれます。
そんな薄さばかりが注目されがちですが、現金とカードの使いやすさこそ、ロングヒットしている理由に感じました。
見た目からは想像もつきませんが、コンパクト財布でこの使い心地は珍しいですね。
必要なカードと現金も入るので、メインの財布として十分に使えました。
【開け方】
まず使い方ですが、財布を開けます。
すると、お札とカードが見えます。
【カード入れ①】4枚入る
さて、カードは何枚入るか?が気になるところです。
買った当初は、カードにすべて凸凹がある場合(キャッシュカードやクレジットカードなど)、4枚がキツすぎず、滑り落ちないベストな枚数。
ちなみに、わたしが入れていた4枚のカード↓
入れてた4枚のカード
- 運転免許証
- 保険証
- クレジットカード
- キャッシュカード
注) 交通系ICカードは後述の隠しポケットに入れて使用してました。
ちなみにキツイですが、5枚目も入れることは可能でした。
革が馴染んで伸びてくると、6枚ほど入るようになりました(初代「薄い財布」の経験から)
【カード入れ②】取り出しやすさがありがたい
取り出しも切れ込みを利用してスムーズに行えます。
財布を閉じたままカードが取り出せてしまいます。
クレジットカードをつかう頻度が多いので、これがホントに便利でしたね。
【お札入れ】抜群のホールド感
薄い財布の中には、お札入れが使いにくいものも多い印象↓
- お札のおさまりが悪く、小銭やカードを取り出す際に気が散るもの
- お札を二つに折って入れるため、見にくく、取り出しにくいもの
こういったものも多い印象。ですが、「abrAsus 薄い財布」のお札入れは快適でした。
お札はカード入れの裏のスペースと、二つの三角フラップではさむ構造です。抜群に安定したホールド感。
お札の取り出しは、一つの三角フラップを逆方向に折ることで簡単に取り出せました。
お札を入れるのも同じく簡単。見やすさも良かったですね。
【小銭入れ】安定した小銭入れ
小銭はホックボタンを外して取り出します。
使ったことがない人には不安定に見えるかもしれませんが、意外にもコインが落ちることはありませんでしたね。
浅口の小銭入れのため、とても見やすい。ただコインの出し入れには数日の慣れが必要でした。
コインは最大で18枚入ることは確認済み。(ただし、革がしっかり馴染む必要があります)
お釣りの計算をミスすると、小銭が入りきらないのですが、それ以外であふれることは3年間でほとんどありませんでした。
【比較】人気の理由は徹底したユーザー目線
「abrAsus 薄い財布」のカード入れ、お札入れ、そして小銭入れを紹介しましたが、どれも取り出しやすいことに気がつきます。
どういうことか、より具体的に説明します。
例えば、コンパクト財布によっては、開くとカード・お札・小銭の全てが露出した状態になるものも存在します↓
こういった財布は、中身のものにアクセスがいい反面、常に中身がこぼれおちないよう、注意を払っておく必要があります。
一方、「abrAsus 薄い財布」はカード入れ、お札入れ、小銭入れのそれぞれが独立しています↓
カードを取り出す際は、お札と小銭がこぼれ落ちる心配をする必要がありません。お札と小銭を取り出す場合も、同じことがいえます。
薄くて安定した使い心地だからこそ、発売から10年経っても人気なのでしょう。
最大収納目安
最大収納目安はお札15枚、コイン18枚、カード5枚ほど。だいたい1週間分の現金は保持できる感覚ですね (ATMを週1回で利用)
【ここまで追求】あらゆるシーンに対応
理由もなく数ミリ単位で面積を削り、サイズを競いたがるコンパクト財布もありますが、何の意味があるのでしょうか?
「abrAsus 薄い財布」の場合、設計段階からコンセプトは明快。
ユーザーに徹底的に寄り添うため、薄さの追求とあらゆるシーンを考慮した設計が採用されていました。
【隠しカードポケット①】ICカード専用ポケット
たとえば通勤の交通系ICカードや会社のセキュリティカードの使用を考慮し、ICカードを入れられる隠しポケットがもうけてあります。
この隠しポケットに入るカードの枚数は1枚が上限ですね。最初は結構キツいので、もうちょっと余裕があっても良い気はしましたね。
【隠しカードポケット②】鍵の収納も
ちなみにこの隠しポケットには鍵を入れても良いでしょう。
「abrAsus 薄い財布」は「スマホと財布だけで出かける」コンセプトに基づき、細部まで徹底的に追求されていますね。
名刺の収納まで
そして「abrAsus 薄い財布」はの横幅ですが、名刺がカードポケットにちょうど入る寸法で設計されていました。
まあ、わたしは名刺を入れるために使うことはありませんでした。
が、名刺交換が少ない職種で、名刺入れを持ち運ぶほどでない人にとっては嬉しい機能かもしれませんね。
【特別な理由】異次元のデザイン思想
素晴らしい技術や発想のコンパクト財布はたくさんあります。各ブランドで強みは全く異なるため、甲乙つけられません。
ですが、コンパクト財布界にもっとも影響を与えた財布を一つ挙げるなら、わたしは迷わず「abrAsus 薄い財布」と答えます。それだけスペシャルですね。
理由は、他に先駆けて4つの新しい試みに挑戦し、成功させたからです。
- 財布の「袋物構造」からの脱却
- 超浅口小銭入れ
- たった1枚のレザーパーツで財布が作られている
1.財布の「袋物」からの脱却
財布はバッグ・名刺入れ・ペンケースなど、「袋物」の種類の一つとイメージする方も多いでしょう。
実際、財布は多くの伝統ある袋物メーカーさんによって製作されています。
革の裁断・漉(す)き・縫製・コバ処理が共通しているからでしょう。
一般的な二つ折り財布や長財布も「袋物」の一種として考えられ、その延長で製作されてきたといえます。
そんな中、明確に(マネークリップなどのを例外を除いて)「袋物」の常識から外れた財布が登場します。
それが2009年に発売されたこの「abrAsus 薄い財布」。
カードやお札は「はさむ力」で収納し、小銭入れは革を折り返した部分にできるスペースを利用しています。
「abrAsus 薄い財布」は、現金やカードを「袋」に入れるという常識を覆したといえますね。
発想
デザイナーの南和繁(みなみかずしげ)氏は、「財布というものを全く知らなかったとき、どのような形になるのか」という0ベース視点で「abrAsus 薄い財布」を生み出しています。もはや天才の発想。
2.浅口小銭入れの普及
今でこそコンパクト財布の浅口小銭入れ構造も多数あります。
この浅口小銭入れは、カードと小銭が重ならない財布形状を生み出すための要の構造です。
アイデア自体はだれもが思いつくものですが、「実際に不便なく使える」ことを提案し、世に広めたのは「abrAsus 薄い財布」といえるでしょう。
「コインの取り出しやすさ」より、「薄い財布で快適に過ごしたい人」をファンに取り込めた戦略も良かったのかもしれませんね。
3.【新発見】たった1枚のレザーパーツで財布が作られている
ほかの流行しているシンプルなコンパクト財布と比較したとき、「abrAsus 薄い財布」は複雑なデザインであるという意見を目にします。
たしかに一見すると、外観のシンプルさはそこまで配慮されていないデザインに見えます。が、私は「abrAsus 薄い財布」こそシンプルの原点のような気がしています。
これは「abrAsus 薄い財布」の構造をじっくりと観察し続けたことで自分なりに辿りついた答え。
理由はズバリ、「abrAsus 薄い財布」は「わずか一枚のレザーパーツで財布をかたち作られている」ためです。
特許登録された薄い財布の構造
「abrAsus 薄い財布」は特許登録された財布構造であり、初期のデザインが確認できます。
初期構想を見ると、わずが一枚のレザーパーツから財布が出来上がっています。
実際に分解した薄い財布の構造
つぎに、私の初代「abrAsus 薄い財布(ガラス加工レザー)」を実際に分解した写真↓
わずかに異なる部分はあるものの、たった一枚のレザーパーツで財布の大まかな形状が作られていることが確認できますね。
まるでパズルピース。
- 小銭入れはレザーの端を折り曲げて構成
- お札入れは半分に畳まれたレザーの折り目と三角フラップで構成
- カード入れは折り畳まれたレザーの隙間で構成
しかも、コンパクト財布が今みたいに普及する10年以上前のコンセプトです。
あまり知られていないデザインの凄みであり、天才的な設計といえるでしょう。
数々の素晴らしいコンパクト財布が登場しても、「abrAsus 薄い財布」が原点にして頂点である理由がよくわかります。
【品質】どこまでも丁寧な仕上がり
高級革のブッテーロレザー
「abrAsus 薄い財布(ブッテーロ)」に使用されるブッテーロレザーは、イタリアの老舗タンナー「ワルピエ社」の高級ブランドレザーです。
ポイント
国内の卸業者ですが、事実上の独占状態。 (おっと、誰かが来たようだ。笑)
ブッテーロレザーといえば、柔軟性をもちながら、強度もそなわった成牛の「ショルダー」部の皮を、手間暇かけて原皮から素材の革へとなめし加工しています。
スムースな銀面でしっとりした手触りは至高。傷もつきやすいレザーですが、なじむことで「味」へと変化していきます。
そして使い込むことでツヤ感が増し、色合いが濃くなるエイジングも楽しめちゃいます。
ちなみにエイジングによる色合いの変化は、タンナーによって少しずつ違うもの。
レザーごとにどんな経年変化をするか、比較して楽しむのも良いですね。
やはり天然ものレザーの楽しみ方の一つが「観察」でしょうか。
ブッテーロレザーには原皮にあったシワが染色ムラを引き起こします(通称:トラ)。
イタリーならではのセンスの良い発色、そして天然の風合いは眺めているだけで落ち着きます。
丁寧なコバ処理と縫製
ところで、「abrAsus 薄い財布」がデザインされた当初、それを形にする職人さんがなかなか見つからなかったらしいですね。
斬新で緻密な作りだったこともあり、ほとんどの職人さんが作りきれるか不安だったのではないでしょうか。
粘り強い問い合わせの末、ようやく探し当てたのが四国の職人さん。熟練の技術をもっており、今の「abrAsus 薄い財布」が完成します。
なので、「abrAsus 薄い財布」のさらなる見どころは匠の仕上げ。革の裁断面はキレイなコバ塗りが見られました。
もちろん縫製はどこも丁寧。
ミリ単位で要求される緻密なデザインですが、完ぺきに仕上がっています。
奇抜な発想が、職人さんの技術によって素晴らしいプロダクトへと昇華されていますね。
【デメリット】カードがすべり落ちる?(対策あり)
カードの収納枚数を1~2枚で使用したとき、カードがスルっと滑り落ちることがありました。
対策
対策として最低3枚は入れ、ある程度フィット感を確保しておくと、落ちなくなりましたね。
自分の場合、交通系ICカード、クレジットカード、キャッシュカード、運転免許証の4枚を入れているので、まったく問題がなかったですね(職場のセキュリティーカード1枚は隠しポケットに)
将来的に革が伸びた場合、さらに1枚追加する必要がありそうですが、とくに問題にはならなさそうです。
キャッシュレス時代でも最低3~4枚のカードが必要なことを踏まえ、「abrAsus 薄い財布」はカードのとりだしやすさを優先させたコンセプトですね。
【まとめ】「楽しむ」×「挑戦」が生んだ天才デザイン
今でこそ多くのブランドが薄い財布をそろえています。
が、常識を破り、薄い財布をスタンダードに押し上げた主役の一つが「abrAsus 薄い財布」でしょう。
何事も「元祖」を好む私にとって初代(ガラス加工レザーver)も二代目(ブッテーロレザーver)も購入に迷いはありませんでした。
やっぱりabrAsusの「薄い財布」は特別
実際、「abrAsus 薄い財布」のサプライジングな薄さと妥協のない使い心地は普遍的に感じます。
また、今回確認したブッテーロレザーですが、発色の良さが特に気に入りました。流石は本場イタリアです。
観察をすれば、「abrAsus 薄い財布」はたった一枚のレザーから形づくられており、「袋物」としての財布に革命をもたらした形状であることが伺えました。
たくさんの素晴らしいコンパクト財布が登場していますが、やっぱり「abrAsus 薄い財布」は私の中で一線を画す特別な存在です。
まとめると、こんな人にオススメに感じました。
オススメな人
- ビジネスシーンでも使える高級感ある財布が欲しい
- メインの財布として使いたい
- 薄い財布でスタイルや体型を誤魔化したい (私ですね。笑)
- 車や電車で尻ポケットに財布を入れて座ったとき、腰の負担を減らしたい
- 薄い財布の元祖ともいえるアブラサスの挑戦とストーリーを応援したい
「薄い財布」が誕生した背景
気になる
社長の南和繁(みなみかずしげ)氏が、どうやってここまで先進的な財布を、10年以上も前の2009年に作れたのか気になりました。
調べると、南和繁氏はロサンゼルスの大学で映画の勉強をし、その後たくさんの仕事をしながらキャリアを築いています。
南社長のキャリア
- 米金融大手で営業マン
- 総合商社で戦略立案
- 事業会社で飲食店やアパレル事業の立ち上げ
- ウェブプロデューサー
- ベンチャーキャピタリスト(VC)
南氏はやりたいと思ったことはなんでも「挑戦」しながら、「これが楽しい」と熱くなれるものをたくさん探し続けることに重点を置いたそうです。
そして楽しいことを仕事にするため、さらに自分が働く会社を自分自身でデザインするため、2009年に株式会社バリューイノベーションを立ち上げ、たった一人で「abrAsus 薄い財布」を製作。
家で試作を30回以上も重ね、匠の職人さんと共同して完成させた財布です。
「楽しむ」という軸を持ちながら、一貫して「挑戦」を重ねたキャリアと同じように、財布の試作も楽しみながら挑戦を重ねたことが伺えます。
南和繁氏の「楽しむ」×「挑戦」の生き方が表現されているからこそ、「abrAsus 薄い財布」はここまで特別な財布に感じられるのかもしれません。
アブラサスの意味は「削ぎ落とす」
ちなみにブランド名の「abrAsus(アブラサス)」ですが、ラテン語で「掻き落とす」や「削ぎ落とす」を意味するそうです。
また、潤滑のために「油を指す」ことも意味しているようです。
「無駄を取り除いた、日常生活を円滑に進めるための物を作りたい」という創業者である南氏の想いが込められていることが伝わってきますね。
口にして発する「"abrAsus(アブラサス)"」の音の響きがとても心地よいので、ついつい名前の意味は気にしていませんでしたが、知るとさらに特別なレザーアイテムになります。
【買った場所】
アブラサスは実店舗もあるのですが、店舗数が少なく、週数回の1日4時間限定オープンでなかなか予定が合いませんでした。
そこで、公式オンラインショップから購入しました。
公式オンラインショップは「最安値・送料無料・ポイント還元・品揃え完璧」で安心。
何より、お気に入りのブランドと直接のやりとりを通してリレーションを築けたことが良かったですね。
アブラサス|公式オンラインショップ|薄い財布(ブッテーロレザー)【類似品】アブラサス以外の薄い財布を探すなら
外観、薄さ、収納力、どれもバランス良く高水準な「abrAsus 薄い財布」。
ですが、もっと小さい財布、オーソドックスな薄い財布、あるいはシンプルな財布をお探しの方もいるでしょう。
そこで最後にいくつか類似のコンパクト財布をご紹介します。
小さいコンパクト財布
-
【レビュー】アブラサス「小さい財布」を徹底解説
続きを見る
オーソドックスなコンパクト財布
-
【レビュー】土屋鞄のミニ財布|ディアリオハンディLファスナー
続きを見る
シンプルなコンパクト財布
-
【レビュー】スマートシンプルの極致 SYRINX Hitoe Fold
続きを見る