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【ダマされるな!】キャッシュレス決済の使いすぎ問題|現金派に回帰という防止策

「すこし喉が渇いたな。よし、買おうか。ピッ!購入!」

「ちょいと値段高めか?まあ、いいっしょ!ピッ!購入!」

キャッシュレス決済が普及し、便利な社会になる中、このような浪費経験をしている人はいませんか?

ちなみに過去の私はよくありました。とくに意思が弱い方なので、利用明細や利用履歴をみるたびに驚いていました。

「お、おれこんな使ってないっっしょ!?え!?」

まじかよ、自分は何てだめなやつなんだ。そう落ち込んでいました。

結局、

「おれにこの支出は必要だったんだ。そう、必要だったんだ。」

と自分に言い聞かせ、精神を保つ日々が続いていました。

「おれがダメなやつなのか?」

「キャッシュレスによる使いすぎってみんなそうだよな?」

「そうだろ?」

「キャッシュレスのうまい使い方はないのか?」

これらの問題や不安を解決するため、意思が弱いのは自分だけではないことの裏付け調査や、実践できる節約術を試してみました。

結論から言えば、現金派に戻りました。

確認できる範囲で、月間で2,210円程度の節約に成功しました。

小さいと思うかもしれませんが、年間で24,000円です!十年間で24万円です。

本記事ではキャッシュレス決済に関して感じた不安や対策をわたしなりにまとめました。

そして僅かですが、浪費をおさえることができた要因をまとめています。

みなさまの節約や不安に少しでも貢献できれば幸いです。

筆者プロフィール

財布のJGです。財布のデザインをしています!意思が弱く、昔から浪費家。ファミチキを衝動買いした回数は日本ランク上位。

キャッシュレス決済による金銭感覚の鈍化は指摘されている

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まず安心してください。

キャッシュレス決済で使いすぎているのはあなただけではありません。

キャッシュレス化による浪費は普通なのか調べてみたところ、キャッシュレス決済が今より普及する前から、金銭感覚の鈍化は指摘されていたことが分かりました。


金銭感覚に関する研究

それが以下の研究です。

「重川純子, 松本奈津子(2010). 電子マネーの利用実態と利用上の課題 埼玉大学紀要」

この研究は2007年に首都圏の大学生336名に対して調査票調査への協力依頼を行い、集計したものです。

少し古いですが、ポイントだけまとめると、

キャッシュレスの浪費調査

  • 電子マネーを利用することで「価格を細かく気にしなくなった」と意識している人が半分以上
  • 金銭感覚の鈍化は、浪費や衝動買いと比較的強い相関がみられる

つまり、キャッシュレス決済で金銭感覚が鈍くなる人は2人に1人はいるということです。

ほかにも、


金銭感覚に関する統計

一般社団法人キャッシュレス推進協議会が発行している「キャッシュレス・ロードマップ2021」を見ても、どの年代においても30%以上の人が「お金を使っている感覚がせず、使いすぎてしまうおそれがあること」を懸念点として挙げています。

こちらも、キャッシュレス決済で10人中3人は金銭感覚が鈍くなったと感じているのです。

以上、二つの資料をまとめると、やはり最低3人に1人は金銭感覚の鈍化を感じていることになります。

そう、使いすぎは私だけではなかったのです。

一緒に悩んでいる仲間がいるのです!

ひとまず「ホッ」と一息、安心です!


なぜキャッシュレス払いをしているのか?

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じゃあちょっと待ってください!

無駄使いしているのに何で私はキャッシュレス払いを選んでいるのでしょうか?

思い返すと、わたしの場合、周囲の人の情報やCMの影響で使い始めました。

そして使い続ける理由は二つ

私がキャッシュレス払いする理由

  • ポイント還元とその利用
  • 便利

まあ、こんなところでしょう。


キャッシュレス決済は浪費を促進する構造

そして、矛盾が生まれていることに気がつきました。

無駄使いしていることを考えると、ポイントの還元はわずか数%で微々たるもの。

結局は浪費額の方が圧倒的に大きくて損をしているのです。

加えて、便利であればあるほどお金を出す心理的ハードルも下がり、結局は浪費に繋がっていました。

つまり、CMや周囲に影響されて「キャッシュレスがええんや!」と思って使用しているものの、最終的には損をしていたのです。

お金を支払うことに過度なお得感や利便性を求めるのは、冷静に考えれば浪費思考でした。


キャッシュレス決済普及は効率向上のため

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ん?

でも皆キャッシュレスですやん!

無駄使いする可能性が3人に1人はいるのに、だれがこのキャッシュレス化を進めてるんだ!?!?

次なる疑問が生じました。


政府がキャッシュレス化を進める理由

答えを探したところ、ある研究を見つけました。

「鶴沢真(2020). スマートフォンによるキャッシュレス決済の利用要因 昭和女子大学現代ビジネス研究所2020年度紀要」

ポイントを書くと、政府はキャッシュレスの推進を2つの理由で進めています。

キャッシュレス化が推進される理由

  • 現金のハンドリングコストの削減
  • 支払いやその後の管理の効率化

野村総研は、支払いに関するインフラを維持するため、印刷、輸送、店頭設備、ATM費用、人件費で年間1兆円を使っていると試算。

さらに、みずほフィナンシャルグループは現金の取り扱いに約8兆円のコストがかかっていると試算しています。(金融界:現金管理/ATM網運営コスト約2兆円、小売/外食産業:現金取扱業務人件費約6兆円)


キャッシュレス化による効率アップ

次に、支払いやその後の管理の効率化に関してですが、経済産業省は5つの点を指摘しています。

  • キャッシュレス推進で実店舗等の無人化省力化
  • 不透明な現金資金の見える化
  • 流動性向上
  • 不透明な現金流通の抑止による税収向上
  • 支払データの利活用による消費の利便性向上や消費の活性化

つまり、

現金のハンドリングコストは年間1兆円以上あるから無駄な仕事はなくしたい。

そして資金の流れを明確にして、税収を上げると同時に、消費を活性化したい。

というゴールのもと、キャッシュレス化の促進が行われているそうです。


キャッシュレス決済を一部やめました

はい。

政府の政策は非常に素晴らしいです。 応援したいと感じました。

ですが、 わたしはキャッシュレス決済のアプリを一部削除しようと思いました。

なぜなら完全に逆恨みになりますが、 結局は国の都合でわたしの無駄使いが起きてしまったということです。

セルフコントロールができる人にキャッシュレス決済は良いと思います。

ですが、 わたしは意思が弱くて浪費傾向が強いのです。

国の政策に一部のれません。 すみません。

そのため、キャッシュレス決済の政策は賛同しません。静かにPaypayとd払いのアプリをアンインストールしました。


【そして真実・・・】ダマされるな

ここまで、キャッシュレス決済は金銭感覚を鈍くすること効率化のためにキャッシュレスが促進されていること、そして私はキャッシュレス決済で無駄使いしてしまうため、現金派に回帰したことをまとめました。

ここで、なんとなく違和感が発生。

多くのメディアは人を誘導するため、物事の「一面」しか見せないことを思い出したのです。

となると・・・

【キャッシュレス決済の真実】

やはり・・・キャッシュレス決済が金銭感覚を鈍くするという事実を日本政府は知っているのでしょう。

つまり、莫大な税金でキャッシュレス決済が促進される理由の一つとして、

財布の紐が堅い国民の消費量を増やし、経済を活性化させる目的もあるのだと思います。

お金を守りたい人は無理にキャッシュレス決済を選ぶ必要はありません。


現金派になって節約できました

私はそれからというもの、ほとんどの買い物を現金で行うようになりました。

補足ですが、もちろん交通系ICカードはチャージ残高を最高で1000円というルールを設け、今も使用しています。

また、緊急時は楽天Payで支払いもしました。家賃や光熱費などの固定費も楽天のクレジットカードで支払っています。

つまり、日常の買い物に限り、現金にするというルールにしました。

現金で支払うと、やはり思い出しました。1万円がなくなるスピードの早さに。

一日汗水垂らして稼いだ1万円が一瞬で消えていきます。

スーパーで買い物中も、心理的に気が引き締まるのが分かります。

加えて、財布の中のお金がなくなると、ちょっとした買い物も面倒になりました。

「あ〜、ATM行かないと買えない。まあ、いっか。」

一見不便ですが、お金の浪費は抑えられています。

天候の影響や仕事日数による微妙な差を比較することは難しいものの、明らかに先月と比べて浪費が減りました。

そして家計簿や利用履歴の内容から、明らかになった先月の浪費内容です。

浪費内容

  • 自販機利用回数(130円)×6
  • 自販機利用回数(140円)×2
  • ファミチキ(180円)×3
  • TOP VALUEポテトチップス(78円)×4
  • TOP VALUE肉まん(298円)×1

合計 2,210円 (※2021年の値段)

わたしはBOSSのカフェオレが好きですが、明らかに買う頻度が減りました。

現金派でなかったら買っていたであろう職場の前の自販機も使用していません。

ファミチキとポテトチップスに関しては、先月と今月の差分を出しています。

繰り返しになりますが、これらは明確に確認できる範囲です。

日々の買い物の意識を考慮した場合、さらに浪費を削減できているはず。

例えば、野菜は現金払いしか対応していない八百屋を利用するようになりました。しかし、ここの野菜は明らかに他と比較して数十円は安いのです。

どう見積もっても、年間で最低24,000円は浮く計算になりました。

補足ですが、肌感として、現金払いが不便だから浪費が減っただけでは無い気がします。

現金派になり、現金が減るスピードに恐怖を感じられる点も大きかったです。そして無くなったときにATMに行く手間暇が買い物を後回しにしていました。


【まとめ】現金決済が節約と健康につながった

まとめですが、現金派になり、3つの幸せを手にいれました。

手に入れたもの

  • 年間24,000円
  • 健康
  • 自己肯定感

私は小さな累積ポイントや利便性に踊らされ、思考が停止していたことに気がつけました。今では代わりとして、24,000円/年を節約できそうです。

また、見ての通りジュースやジャンクフードの購入回数が減りました。健康面でもかなり自分にとってプラスです。

(一部の方はそっちの方が大切だと思うかもしれません 笑)

さらに想定していなかったプラスとして、自己肯定感も上がりました。

「おれも節約ができるんや。」

「おれはストイックなんや。」

もちろん、口にはしません(笑)

しかし、明らかに一人の社会人として活動レベルが上がった気がしています。何よりも幸せに必要なことかもしれません。

最後に一部の人は思うでしょう。「年間たったの24,000円やそこらでキャッシュレスをやめるとは愚かです!」と。それも間違ってはいないのでしょう。

ですが、今の時代は自分で考え、自分で試し、自分で突き進む時代です。しばらくの間、わたしは現金派として生活をエンジョイしてみます。

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